岸本知事の急逝は、私にとって信じられない、残念でならない出来事でした。
しかし、知事の熱い思いを引き継ぐことが、副知事として指名された私の責務であるとの思いに至りました。
大学を卒業して40年あまり県の職員として、教育長をはじめどの職にあっても、ただ一筋に和歌山のため、そして県民のため、仲間とともに懸命に力を尽くしてまいりました。なかでも、地域の皆さんの声をうかがうこと、現場にしっかり目を向けともに歩むことは、県庁の一職員として私がもっとも大切にしてきたことです。
この姿勢は、これからも揺るがず変わりません。県民皆さんの声をよく聞き、市町村と連携し、県議会の先生方や県庁の職員皆さんと一丸となった、和歌山の未来を見据えた挑戦に、ぜひとも私、みやざき泉に取り組ませてください。
岸本知事が目指したのは県民の笑顔でした。笑顔には希望が必要です。
いま、和歌山には少子高齢化や人口減少など大きな課題があります。しかし、そうであっても、未来に希望をもって前を向ける、笑顔あふれる和歌山にしてゆくことが、岸本知事の遺志であり、私の強い思いでもあります。
力強く、和歌山の将来を築いていくため、何卒よろしくお願いいたします。